アジア・太平洋株式サマリー:上海総合が反落、印株も下落-香港は上昇

アジア・オセアニア各株式市場の動きは以下の通り。

【中国・香港株式市況】

  6日の中国株式市場で、上海総合指数が3営業日ぶりに反落。今週発表される指標で中国経済が成長の勢いを持続できないことが示されるとの観測が広がった。

  上海総合指数は前週末比0.2%安の2934.10で終了。証券株や生活必需品銘柄を中心に売られた。先週値上がりしていた中国最大の証券会社、中信証券(600030 CH)が1%安と、証券銘柄の下げを主導した。

  先週は中国当局が近く深圳・香港両証券取引所の接続開始日を発表するとの観測から証券株や銀行銘柄が値上がりしていた。今週は中国の外貨準備高や貿易収支、物価指標などが発表されることから、投資家は景気動向に注目を移している。9、10日の本土市場は祝日のため休場となる。

  中信建投(国際)の香港在勤セールストレーダー、イエン・チウ氏は「先週大きく上昇していた証券株が値下がりしている。これまでのところ、証取接続が今週発表されるとの市場の観測がうわさに過ぎないことが分かったからだ」と指摘。「投資家は中国の祝日を控え慎重姿勢を取っている」と述べた。

  先週9.8%値上がりしていた東北証券(000686 CH)は1.6%安。酒造会社の貴州茅台酒(600519 CH)は2.8%安で引けた。

  香港市場で中国本土株の指標であるハンセン中国企業株(H株)指数は0.6%高で終了。7営業日続伸と、2015年4月以降で最長の上昇局面となった。九龍倉集団(4 HK)など香港の不動産銘柄が高い。米雇用統計が予想を下回る内容となったことを受けて、トレーダーが織り込む米利上げ確率が低下した。ハンセン指数は0.4%高で引けた。

(上海総合指数のグラフ:SHCOMP <Index> GP YTD)
(ハンセン指数のグラフ: HSI <INDEX> GPO)

【インド株式市況】

  6日のインド株式相場は2週間ぶりの大幅安。インド準備銀行(中央銀行)が翌日開催する政策決定会合が注目されている。

  指標のS&P・BSEセンセックスの中で、インド最大の携帯電話サービス企業であるブハルティ・エアテルが最もきつい値下がりとなった。国内最大の乗用車メーカー、マルチ・スズキ・インディアは5営業日ぶりに下落。時価総額で国内最大の製薬会社であるサン・ファーマシューティカル・インダストリーズは6日続落。

  センセックスは前週末比0.2%安の26777.45で終了。取引終盤に売りが膨らんだ。ブルームバーグがまとめたエコノミスト調査では、19人全員がインド中銀による政策金利の据え置きを見込んでいる。先週発表された国内総生産(GDP)統計で、2016年度(15年4月ー16年3月)成長率が主要国のうち最高の7.6%となったことが背景にある。
 
(S&P・BSEセンセックスの動向: SENSEX <Index> GPO D)

【オーストラリア株式市況】

  S&P/ASX200指数は前週末比0.8%高の5360.42。

(S&P/ASX200指数のグラフ: AS51 <INDEX> GP)

【韓国株式市況】

  6日の韓国株式市場は祝日のため休場。取引は7日に再開される。
(韓国総合株価指数の日中価格グラフ: KOSPI <INDEX> GIP)

【台湾株式市況】

  加権指数は前週末比0.1%高の8597.11。

(台湾加権指数のグラフ: TWSE <INDEX> GP D)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE