米AIGとプルデンシャル、FRBが新たな資本規則案を提示

  • 新資本規則は保険会社とウォール街の銀行との相違を反映する方向
  • 両社の最低資本をどのように決めるかには詳しく言及せず

システム上重要な金融機関(SIFI)に認定されている米アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)とプルデンシャル・ファイナンシャルをめぐり、米連邦準備制度理事会(FRB)は3日、金融システムを揺るがす可能性を抑えるための提案書を公表し、両社に対する新たな資本規則は保険会社とウォール街の銀行との相違を反映すべきだと説明した。

  FRBの声明によると、計画ではAIGとプルデンシャルを狭義のカテゴリーの下に置き、両社が保有する資産のリスク度合いを測らせるようにする。3日承認された同提案は「大半の保険債務が持つ中長期的な性質に適合する」方式で両社が取り扱われると明らかにしたが、資産に対して維持しなければならない最低資本をどのように決めるかには詳しく言及しなかった。

  イエレンFRB議長はこの日の会合で、「今回の提案はわれわれが監督する保険会社にとって適切であるだけでなく、金融システムの回復機能と安定性も高める資本基準に向けた重要な一歩になる」と述べた。

  金融安定監視評議会(FSOC)はAIGとプルデンシャルをSIFIに認定済みで、現時点で対象となる保険会社はこの2社のみ。メットライフは、米連邦地裁からSIFI認定が無効との判断を勝ち取っており、米当局は控訴する方針だ。

  FRBによる規則の策定作業は初期段階にある。正式な計画へさらに一歩進めるため、FRBは60日間パブリックコメントを募る。ただ、最終的な規則の仕上がりにはまだ複数の段階を踏む必要があり、年内の作業終了は困難かもしれない。

  FRBはまた、SIFIに認定された保険各社がどのように自社を運営し、リスクを管理しなければならないかをめぐる正式提案も承認した。これにはストレス時でも業務が継続できるよう、90日間の流動性バッファーを新たに求めることなどが含まれる。

原題:AIG and Prudential Face New Capital Rules Under Fed Proposal (1)(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE