ボストン連銀総裁:雇用統計の弱い数字が一時的現象か見極め重要

  • 米経済の改善続き、漸進的な追加利上げが適切になると予想
  • インフレ率が2%の目標に向かっているとの幾つかの証拠見られる

ボストン連銀のローゼングレン総裁は6日、米経済状況は今後も改善が続き、追加利上げが適切となるだろうとの見方を示した。同時に、5月の雇用統計の弱い数字が一時的なぶれかどうか見極めるのが重要だとも指摘した。

  同総裁はヘルシンキで開催の中央銀行会議での講演テキストで、「このところの経済統計はまちまちの内容となっている」としつつも、「漸進的な緩和解除を正当化するだけの十分な経済成長が引き続き見込まれる」と語った。

  米金融当局者は、過去約10年間でやっと2回目となる利上げに耐えられるだけの強さが米経済にあるかを議論しており、判断材料として新たに発表される統計を評価すると話している。当局は昨年12月、2006年以来の利上げに踏み切った。

  5月の非農業部門雇用者数が期待外れの伸びとなったことで、今月14、15両日の米連邦公開市場委員会(FOMC)では利上げを見送る公算が大きくなるが、他の兆候から判断すると、米金融当局は物価安定と完全雇用の実現という2つの責務を達成する方向にあるとローゼングレン総裁は述べた。

  同総裁は「労働市場の状況が1-3月(第1四半期)のパターンと対照的で、他の統計からは支出の伸び加速がこれまでに示されている点を踏まえれば、5月の雇用統計の弱い数字が一時的なぶれなのか、労働市場のより広範な鈍化を反映するのか見極めるのが重要だろう」とコメントした。

  物価動向をめぐっては、「前進は緩やかなものにすぎないが、インフレ率が2%の目標に向かいつつあるとの幾つかの証拠が見られる」と話した。同総裁は今年のFOMCで投票権を持つ。

原題:Fed’s Rosengren Says Important to See If Weak Jobs Were Anomaly(抜粋)

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