OPEC結束で原油価格は50ドル近辺維持-投機家は様子見姿勢

  • 投機家のポジションの合計、昨年1月以来の低水準に減少
  • OPEC総会では増産凍結について合意せず

石油輸出国機構(OPEC)総会がこれまでとは異なる様相を呈している。

  先週のOPEC総会までの間、原油相場は1バレル=50ドル近辺で推移。ヘッジファンドは様子見姿勢を取っている。

  投機家によるウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)原油の買いポジションと売りポジションの合計は昨年1月以来の低水準に落ち込み、市場ボラティリティ(変動性)の指標の一つは2日の総会前に10カ月ぶりの低水準に低下。総会に出席した各国閣僚は意見が一致したと述べ、原油生産を制限しない方針が維持された。一方、米国でこの日発表されたデータによると、同国の原油在庫は減少し、今年の原油価格下落につながった供給過剰がようやく解消されつつある兆しが示された。

  トータス・キャピタル・アドバイザーズのマネジングディレクター兼ポートフォリオマネジャー、ロブ・サメル氏は電話インタビューで、「相場とOPECの動向との関連性が米国の生産データよりも薄いのは非常に明らかだ」と指摘。原油上昇が予想されるが、「かなり長い間50ドル近辺、上下5ドルのレンジで推移するだろう」と述べた。

  米商品先物取引委員会(CFTC)のデータによると、資産運用会社によるWTIの先物とオプションの売りポジションは5万3377枚と、昨年5月以来の低水準に減少。買いポジションも2.9%減の29万4105枚と、今年3月以来の低水準となった。

原題:OPEC Unity Keeps Oil Near $50, Sends Speculators to Sidelines(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE