LINE:7月に日米で上場へ、最大2000億円超を調達-関係者

更新日時
  • IT企業のIPOとしては今年世界で最大規模
  • 2014年に上場を計画も延期、2億1840万人が世界で利用

スマートフォン向け無料通信アプリを運営するLINE(ライン)は、7月に日米で上場する方針だ。事情を知る複数の関係者がブルームバーグの取材に明らかにした。

  匿名で取材に応じた関係者によれば、日米上場によって10億-20億ドル(1000億-2100億円)を調達する計画。時価総額は50億-60億ドルになる見通しだという。ブルームバーグのデータによると、今年のIT企業の新規株式公開(IPO)による調達額としては世界最大規模。

LINEのキャラクター

Photographer: SeongJoon Cho/Bloomberg

  ラインは2014年に上場を計画したが、延期していた。4月の発表によると、世界の月間利用者数は約2億1840万人。通信アプリで使用するスタンプの販売やゲ ーム、送金・決済サービスなど収益の多角化を図っており、1-3月期の売上高は前年同期比21%増の341億円だった。ラインは韓国のネット企業ネイバーの日本子会社。

  関係者によれば、ラインは今月末にかけてロードショー(機関投資家向けの説明会)を行い、既に利益を上げている企業である点を強調する方針。利益がどの程度なのかは明示していない。

  1-3月期の売上高を見ると、広告とコンテンツ(スマホゲームを含む)がそれぞれ35%、スタンプなどコミュニケーション事業は22%を占めた。関係者の1人は、ラインは広告売り上げの拡大を図りたい考えだとした。

  また地域別では東南アジアでの足場を強化する計画で、特にインドネシアでの成長をロードショーで強調する考え。米国での上場はラインが将来的に米市場を狙うことの象徴的意味合いがあるとしている。

(第4段落以下に詳細情報を追加しました.)
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