トランプ氏:イスラム教徒もメキシコ系も判事に不適格-自身の訴訟で

米大統領選挙の共和党候補指名が確実となったドナルド・トランプ氏は、経営していた不動産スクールを相手取った訴訟をメキシコ系米国人の判事が担当するのはあまりに偏見が伴うとの主張をさらに一歩進め、イスラム教徒の判事が担当する場合も同様に不適格との認識を示した。

  トランプ氏はトランプ大学をめぐる訴訟でゴンサロ・クリエル判事が不公正な判断を下したと批判。クリエル判事の判断は11月の大統領選本選挙で選出された場合に米国とメキシコの国境に壁を築くとしたトランプ氏の公約に対する報復だと主張している。

  CBSニュースの番組「フェース・ザ・ネーション」の司会者、ジョン・ディッカーソン氏は5日にトランプ氏に対し、「判事がイスラム教徒であればどうなるか」と質問した。トランプ氏は中東での戦争や政情不安、テロ攻撃の可能性を理由に、全てのイスラム教徒に対し米国への入国を一時的に禁止することを提案している。ディッカーソン氏は「この場合もあなたの政策を理由に公平に扱われないと感じるのか」と尋ねたのに対してトランプ氏は「そういう可能性は間違いなくある」と語った。

  人を生まれながらに持つ立場や国籍で判断しないという米国の伝統について強調されると、トランプ氏はディッカーソン氏に対し、「私は伝統について話しているのではなく、常識について言っているのだ」と述べた。

原題:Trump Says Muslim Judge May Be as Biased as ‘Mexican’ Curiel(抜粋)

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