あなたは火星に旅立てるか、地球にはもう好機ない-グロース氏

40年に及ぶ金利低下期に債券投資でキャリアを築いたビル・グロース氏は、投資家はいずれ資金を守るため企業クレジットをショートしたり、デュレーションがマイナスの証券を買い入れたりすることを検討せざるを得なくなるとの見方を示した。

Bill Gross

Photographer: Patrick T. Fallon/Bloomberg

  1日公表した月次見通しでグロース氏(72)は、投資家は市場のボラティリティに対するヘッジや、大規模な現金保有を続けることも考える必要が出てくるだろうと指摘した。

  現在は13億ドル(約1400億円)規模の「ジャナス・グローバル・アンコンストレインド・ボンド・ファンド」を運用する同氏は、過去数十年の投資リターンは世界貿易の広がりや与信拡大、金利低下で加速したと説明した上で、「こうしたトレンドは終わりつつある。これ以上進展できないケースがあるためだ」と記した。

  「好パフォーマンスの再現は公算が小さいだけでなく不可能だ。あなたがイーロン・マスク氏の友人で、火星に向け旅立つ度胸があればその限りではない。この地球ではそうした好機はない」という。マスク氏率いる宇宙ベンチャー企業、米スペースXは、2018年にも無人宇宙船「ドラゴン」を火星に送る計画。

原題:Janus’s Gross Says Face Earthbound Gains or Go to Mars With Musk(抜粋)

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