【FRB要人発言録】雇用統計後も経済見通し変化ない-メスター総裁

5月30日から6月5日までの米連邦準備制度理事会(FRB)要人の主な発言は以下の通り(記事全文は発言者の氏名をクリックしてください)。

<6月4日>
メスター・クリーブランド連銀総裁(ストックホルムで講演):金融政策目標を達成するためにフェデラルファンド(FF)金利誘導目標の緩やかな上昇ペースが適切だと引き続き考えている。経済は正しい方向に間違いなく進んでおり、弱い雇用統計でも私の経済見通しは基本的に変化していない。

クリーブランド連銀総裁(ストックホルムで講演):金融の安定を米金融政策の第3の目標として加えるべきではなく、金融政策は物価安定と最大雇用の促進に焦点を絞り続けるべきだ。金融政策と金融安定の目標は通常は補完する一方で、短期的には矛盾する可能性がある。

<6月3日>
ブレイナードFRB理事(ワシントンで講演):国内活動が力強く持ち直したとの確信や近い将来の国際イベントが米金融当局の目標に向けた前進を妨げることはないとの確証を得るまで、追加のデータを待つことが有益になる。(雇用統計について)労働市場が減速したことを示している。

ブレイナードFRB理事(ワシントンで講演後、質疑応答で):中国情勢は政策討議に影響する。

ブレイナードFRB理事(講演後、質疑応答で):米経済は世界としっかり結び付いている

エバンス・シカゴ連銀総裁(ロンドンで記者団に対し):個人的には年内に2回利上げする論拠
があると感じる。自分の見通しにとって、そのタイミングはあまり重要でない。より重要なことは、12月末までにFF金利が0.75-1%のレンジになっていることだ。今年末時点でそのレンジなら、十分緩やかで段階的に進めていることになると思う。

エバンス・シカゴ連銀総裁(ロンドンで記者団に対し):(EU離脱の賛否を問う英国の国民投票が)政策判断を難しくする。不透明感をもたらすリスクイベントであることは確かだ。

エバンス・シカゴ連銀総裁(ロンドンでの講演で):2%のインフレ目標に達するとの信頼を確保するため、コアインフレ率が実際に2%に届くまで利上げを遅らせるのが最善かもしれない。インフレの下振れリスクは大きいと見受けられる。下振れした場合にそれで信頼を失えば当局のインフレ目標を実現するのが一層難しくなるだろう。上振れリスクは下振れに比べ小さいと受け止められる。

エバンス・シカゴ連銀総裁(ロンドンでの講演で):(利上げ先送りか年内2回の利上げかで)揺れる思いだ。

<6月2日>
タルーロ理事(ブルームバーグテレビジョンのインタビューで):Brexitに関しては明らかに強い不透明感がある。私が考慮する要素となる。

カプラン・ダラス連銀総裁(ボストンカレッジでの会議で):次のステップは必ずしも6月というわけではない。

カプラン・ダラス連銀総裁(ボストンカレッジでの会議で):迅速な正常化望ましいが、急激な行動は避けたい。

カプラン・ダラス連銀総裁(ボストンカレッジでの会議で):(英国のEU離脱の場合に)備えておく必要がある。

<5月30日>
ブラード・セントルイス連銀総裁(ソウルで記者団に対し):1-3月期の米GDPの修正は若干勇気付けられる。

ブラード・セントルイス連銀総裁(ソウルで講演):政策金利がゼロ近辺にある時、中央銀行は一時的な物価上昇を確約することで最善の対応が可能だ。

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