欧州株(3日):下落、低調な米雇用統計で景気への不安浮上

3日の欧州株式相場は軒並み下落した。米雇用統計が景気の強さに疑問が生じるほど低調だったため、投資家がその影響に考えをめぐらせた。

  指標のストックス欧州600指数は前日比0.9%安の341.29で終了。週間では2.4%安となり、4週ぶりに下落した。午前中は堅調だったが、米雇用統計が市場予想を下回り下げに転じた。イタリアやスペイン、ポルトガルなど周辺国市場が大きく売られた。

  ダンスケ銀行(コペンハーゲン)のチーフアナリスト、アラン・フォンメーレン氏は今回の雇用統計について「期待を大きく裏切った。夏の米利上げに備えつつあった市場で不透明感がかなり強まった」と指摘。「米労働市場の本物の強さに対し疑問が浮上した。市場への信頼感が恐る恐る戻りつつあった矢先だけに、実にタイミングが悪い」と述べた。

  ストックス600の業種別指数では、自動車の落ち込みが最大だった。ドルに対してユーロが上昇し、輸出企業の収益に響くと懸念された。周辺国を中心に銀行株の下げも目立つ。

  一方、英石油企業のBPは1%を超える上昇。2010年のメキシコ湾原油流出事故の規模に関し当時の経営陣が虚偽の報告を行ったことについて、米国の投資家と1億7500万ドルの和解金で合意したことが好感された。金属価格の上昇に伴い、BHPビリトンとグレンコアは急伸した。  

  

原題:Europe Stocks Fall as Dismal Payroll Data Stoke U.S. Growth Fear(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE