きょうの国内市況(6月3日):株式、債券、為替市場

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●日本株3日ぶり反発、OPEC後の市場安定で内需高い-円高警戒重し

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  東京株式相場は3日ぶりに反発。石油輸出国機構(OPEC)総会後の海外原油、株式市況の堅調が好感され、前日までの大幅続落後の反動を狙った買いも入った。小売や食料品、陸運、サービス、水産・農林など内需株が高い。

  ただし、為替の円高進行に対する警戒感は根強く、株価指数の上げ幅は限定的。米国の金融政策に影響を与え得る米雇用統計の発表も控え、東証1部売買代金は前日に比べ15%減った。

  TOPIXの終値は前日比5.42ポイント(0.4%)高の1337.23、日経平均株価は79円68銭(0.5%)高の1万6642円23銭。

  アムンディ・ジャパンの浜崎優市場経済調査部長は、「ここ2日間に株価が予想以上の急落となったのは、あくまで短期筋による仕掛け的な売り」と指摘。日本時間今夜に発表される米雇用統計では市場予想並みの結果が出るとみており、来週はドル・円が1ドル=108-111円のレンジで落ち着きを取り戻し、「日経平均は5月以降の下値切り上げトレンドに戻る」と話した。

  東証1部の売買代金は1兆7696億円と4日ぶりに2兆円割れ、売買高は16億7049万株。値上がり銘柄数は1196、値下がりは600。東証1部33業種は水産・農林、小売、食料品、石油・石炭製品、陸運、サービス、繊維、その他製品、医薬品、建設など24業種が上昇。電気・ガスやその他金融、鉄鋼、電機、鉱業、空運など9業種は下落。

  売買代金上位では、国内ユニクロの既存店売上高が2カ月連続のプラスだったファーストリテイリングが急伸し、Fリテイリ1銘柄で日経平均を70円強押し上げた。純利益予想を増額したペプチドリームも大幅高、JTやJR東日本、クボタ、コマツ、エムスリーも高い。半面、メリルリンチ日本証券が投資判断を弱気に下げたコナミホールディングス、みずほ証券が投資判断を「中立」に下げた東京ガスは売られ、アルプス電気や富士通、東京電力ホールディングス、カシオ計算機、田辺三菱製薬も安い。

●債券上昇、日銀オペ結果や米債高で買い優勢-米雇用統計に警戒感も

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  債券相場は上昇。前日の米国債相場が続伸した流れを引き継いで買いが先行した。日本銀行の国債買い入れオペで需給の良好さがあらためて示されたことも買い手掛かりとなった。

  長期国債先物市場で中心限月6月物は、前日比7銭高の152円04銭で開始。直後に152円05銭まで上昇した後は伸び悩んだが、午後の取引開始後にはオペ結果を受けて152円04銭まで戻した。終了にかけては米雇用統計を控えた売りで重くなり、結局は2銭高の151円99銭と、この日の安値で引けた。

  JPモルガン・アセット・マネジメントの塚谷厳治債券運用部長は、「日銀の長期国債買い入れオペの結果は極めて良好だった。債券相場は底堅い展開」と指摘。「米雇用統計が強ければ7月ではなく、6月に利上げとの見方が再度強まるかもしれない」と話した。

  現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の343回債利回りは、日本相互証券が公表した前日午後3時時点の参照値と横ばいのマイナス0.10%で開始し、その後は0.5ベーシスポイント(bp)低いマイナス0.105%を付けている。新発20年物の156回債利回りは0.5bp高い0.25%で開始後、0.245%で取引された。新発30年物の50回債利回りは横ばいの0.31%で始まり、一時0.32%に上昇し、その後は0.315%で推移した。

  日銀が実施した今月2回目の長期国債買い入れオペの結果によると、残存期間「1年超3年以下」、「3年超5年以下」、「5年超10年以下」の応札倍率がいずれも前回から低下した。中長期ゾーンの国債で売り圧力が弱まっていることが示された。

●ドル・円が下落、米雇用統計控え売り優勢-一時109円回復も上値限定

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  東京外国為替市場ではドル・円相場が下落。日本株が伸び悩む中、注目の米雇用統計の発表を控えてドル売り・円買いがやや優勢となった。

  ドル・円は一時1ドル=108円50銭と5月16日以来の水準までドル売り・円買いが進み、午後4時5分現在は108円71銭前後。日本株が反発して始まったことを背景に、午前には109円14銭まで円売りが先行したが、上値は限定的だった。

  三井住友銀行の佐藤慎介為替トレーディンググループ長は、米雇用統計は「ドルにとって上下両サイドのリスクがあるイベント」で、強弱どちらも警戒する必要がある中で、円が全般的に買われていると説明。先週までは英国の欧州連合(EU)残留や7月までの米利上げといったポジティブな材料もあって相場が上がっていただけに、週末を前に「ポジションを落とす方向の動きも出やすくなっているのだと思う」と語った。

  ブルームバーグのデータによると、円は主要16通貨中、12通貨に対して前日終値比で上昇。対ユーロでは1ユーロ=121円台後半まで円安に振れる場面も見られたが、午後には円買いが優勢となり、一時121円07銭と前日の海外市場で付けた2013年4月以来の円高値(121円06銭)に迫った。

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