【個別銘柄】FリテイリやぺプチD急伸、コナミHD安い、横河電急落

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3日の日本株市場で、株価変動材料のあった銘柄の終値は以下の通り。

  ファーストリテイリング(9983):前日比6.9%高の3万120円。5月の国内ユニクロ既存店売上高は前年同月比5.9%増と2カ月連続プラスだった。ゴールデンウィーク、感謝祭ともに販売好調だったほか、好天も寄与した。野村証券では曜日要因を考慮すれば底打ち感が出たとし、プライス/ファッション・リーダーシップの双方を目指す試みの成果が出始めていると評価した。

  ぺプチドリーム(4587):14%高の7230円。3日午前、2016年6月期純利益予想を15億3600万円に上方修正した。従来予想は8億3500万円。前期比では17%減が一転、53%増となる。スイス・ノバルティスと15年4月に締結した創薬プラットフォームシステム(PDPS)の非独占的ライセンス許諾契約で、ノバルティスへの技術移転が終了。PDPS運用開始で売上高と経費を見直したことが要因。

  東京ガス(9531):4%安の418.6円。みずほ証券は投資判断を「買い」から「中立」へ引き下げた。17年3月期業績予想を大幅に下方修正、収益力低下で株主還元における魅力度が低下したほか、自由化の制度改革の動向も見極めたいとしている。

  コナミホールディングス(9766):2.7%安の3940円。メリルリンチ日本証券は投資判断を「中立」から「アンダーパフォーム」に変更した。遊戯王アプリへの過度な期待反映で割高感が強まったと指摘。フィットネス事業が利益を圧迫し、今期も遊技機の減損効果を除くと実質横ばい、低い株主資本利益率(ROE)など、バリュエーションのさらなる切り上がりは想定し難く、カプコンへのスイッチを推奨するとした。

  カプコン(9697):3.7%高の2643円。メリルリンチ日本証券は投資判断「買い」、目標株価3600円を再確認した。バイオハザード新作など大型タイトルの利益貢献などで今期、来期収益はコンセンサスを上回ると予想。保守的なガイダンス発表以降、株価はアンダーパフォームする局面が続くが、EV/EBITDA5.8倍と調査銘柄の相対で割安感が強いとした。

  横河電機(6841):5.5%安の1158円。野村証券は17年3月期営業利益予想を345億円から335億円(会社計画360億円)、来期を330億円から315億円に減額した。原油価格の水準は低く、依然としてグローバルプラント案件の投資決定タイミングは遅延傾向と指摘。今期受注は前期比6%減と予想した。

  アダストリア(2685):7.7%高の3905円。5月既存店売上高は前年同月比3.1%増だった。半袖トップスなど夏物衣料やサンダルなどが好調。JPモルガンは投資判断を「中立」から「オーバーウエート」に引き上げた。

  エービーシー・マート(2670):3.7%安の6800円。5月度の既存店売上高は前年同月比0.8%減だった。前年水準割れは昨年12月以来。客単価は2.2%増だった半面、客数が2.9%減、昨年に比べ土曜日が1日少なかった。

  田辺三菱製薬(4508):3.4%安の1800円。大和証券は投資判断を「中立」から「アンダーパフォーム」に引き下げした。中長期的な収益貢献拡大を期待していた糖尿病治療剤「インヴォカナ」は競合品で良好な臨床試験成績が明らかになってから伸び悩んでいると指摘。インヴォカナの市場シェア低下で、多発性硬化症治療剤「ジレニア」の米国特許が満了する19年以降に利益水準が低下する可能性が高まったとした。目標株価は2200円から1700円に引き下げた。

  スズケン(9987):2.5%高の3540円。SMBC日興証券は17年3月期計画は医薬品卸売事業の売上高予想2兆100億円(前期比5.6%減)が保守的で、2兆950億円(同1.6%減)へ上振れの公算大と指摘した。今期営業利益予想は240億円から270億円(会社計画199億円)、来期を252億円から321億円に増額。投資判断は「アウトパフォーム」を継続。

  いちよし証券(8624):2.6%安の837円。野村証券は17年3月期経常利益予想を38億円から27億円(前期実績38億1300万円)、来期40億円から29億円へ減額した。経済動向の先行き不透明感を考慮し、予想前提の市場委託売買動向や投信販売動向を前年下期並みとしたことで、委託手数料、投信販売手数料を下方修正したことが要因。目標株価は1070円から860円へ下げ。投資判断は「中立」を据え置いた。

  セブン&アイ・ホールディングス(3382):1.8%高の4703円。傘下の米セブン-イレブンは2日、コンビニエンスストア運営の米CSTブランズからカリフォルニア州とワイオミング州の79店舗を買収することで合意したと発表。17年2月期の連結決算には「最小限の影響」と予想、買収が中長期的には利益に寄与すると見込む。

  日本水産(1332):4.4%高の646円。SMBC日興証券は目標株価を960円から980円へ変更した。調査の結果、17年3月期会社計画はやはり保守的とした上、問題事業の課題解決力が高まっているとして18年3月期中期計画は達成可能とした。投資判断は「アウトパフォーム」を継続した。

  フリービット(3843):5.4%高の858円。16年4月期営業利益は前の期比54%増の19億900万円と、従来計画の15億円から上振れたもよう。モバイル事業でMVNO参入支援パッケージサービスのエンドユーザーが順調に増加、インバウンド向けサービスの成長も寄与した。アドテクノロジー事業では、子会社のフルスピード(2159)で広告運用総合プラットフォーム、フォーイット社でアフィリエイトサービスが好調。

  インテリックス(8940):9.2%高の864円。東京証券取引所から9日付で第二部から第一部に指定替えになると発表。

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