アップル、BMWやメルセデスの衛星ナビ設計者を採用-地図業務強化

  • ジニザ・ドレコビック氏は昨年10月にアップル入社
  • ハーマンでナビゲーション・システムの設計を主導した実績

アップルがソフトウエアエンジニアのジニザ・ドレコビック氏を採用したことが分かった。同氏はBMWやダイムラー傘下のメルセデス・べンツ、フォルクスワーゲン(VW)傘下のアウディといった高級車メーカーが利用する衛星ナビゲーション・システムの開発を主導した実績がある。

  ドレコビック氏のアップル入社は昨年10月で、役職は不明。以前は米ハーマン・インターナショナル・インダストリーズで主任設計者やナビゲーション担当チーフエンジニアを務めていた。

  アップルの地図アプリに対する評価は2012年の投入以来、一貫してさえず、同社は改善に向けた取り組みを今年強化している。ティム・クック最高経営責任者(CEO)は先月、インド・ハイデラバードで地図事業に注力する開発センター(従業員数4000人)をオープンした。また中国の配車アプリ運営会社、滴滴出行(ディディ・チューシン)への10億ドル(約1090億円)出資を通じて、中国人ドライバーの運転時の行動や地図データの情報を確保できる可能性もある。

  アップル広報のトルーディー・ミュラー氏はドレコビック氏の採用についてコメントを控えた。ハーマンの広報担当者にもコメントを求めたが、今のところ回答はない。ドレコビック氏も取材要請に回答していない。

  ドイツ国籍のドレコビック氏はアップルに採用されてサンフランシスコ湾岸地域に移るまで、BMW本社に近いミュンヘン近郊のガルヒングで勤務していた。

原題:Apple Hires Architect of BMW and Mercedes SatNav in Mapping Push(抜粋)

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