元ドイツ銀トレーダー2人を起訴、LIBOR操作問題で米当局

  • 2人は電信詐欺と銀行詐欺で共謀した罪などで起訴された
  • 米当局はドイツ銀の上層部を追及する方針を示唆

ドイツ銀行の元トレーダー2人がロンドン銀行間取引金利(LIBOR)操作問題に関連して米当局から起訴された。米司法省は捜査の手がドイツ銀の上層部に徐々に迫りつつあることを示唆した。

  マンハッタン連邦地裁で2日公表された起訴状は、LIBOR操作問題の調査開始後8年を経ても、当局がバンカー個人への追及を継続していることを示した。英当局は一部の裁判で有罪判決を勝ち取れず、米当局は裁判に向けた容疑者の引き渡しで難題に直面しており、一連の事件の決着は難航している。

  ニューヨークで管理職にあったマシュー・コノリー被告(51)とロンドンのトレーダー、ギャビン・ブラック被告(46)は、電信詐欺と銀行詐欺で共謀した罪などで起訴された。裁判所記録によると、2日に初出廷したコノリー被告は無罪を主張し、50万ドル(約5450万円)の保釈金で釈放された。

  起訴状によると、コノリー、ブラック両被告は2005年から少なくとも11年まで続いたスキームにおいてLIBOR操作で共謀した。これには同行で他の6人以上が関与し、欧州や北米、アジアに広がる担当デスクの複数のマネジングディレクターと1人のバイスプレジデントも含まれていたという。

  コノリー被告の弁護人を務めるポール・ヘイスティングスのケン・ブリーン氏は、同被告に対する申し立ては偽りであり、被告は「身の潔白が証明されることを期待している」と述べた。ブラック被告のコメントは現時点では得られていない。

  コールドウェル司法次官補は声明で、「世界で大勢の人がLIBORなどの国際金融指標を正確かつ誠実に報告されたレートとして頼りにしている。これらのレートの不正操作は金融システムの整合性を損なう。司法省はこうした行為について金融機関と個人の責任を引き続き追及していく」と表明した。

原題:Two Ex-Deutsche Bank Traders Charged by U.S. in Libor Probe (4)(抜粋)

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