サウジのファリハ・エネルギー相:投資促進には原油価格上昇が必要

  • 原油市場と価格めぐるサウジの立場を明確に説明
  • 副皇太子は30ドルでも70ドルでも「わが国とって同じ」と述べていた

サウジアラビアのファリハ・エネルギー産業鉱物資源相は、同国が原油価格に気を配っているだけではなく、将来の生産に向けた投資を促すために価格が上昇することを望んでいるとの見解を、2日の石油輸出国機構(OPEC)総会前に示した。総会では生産水準の制限について合意に至らなかった。

  ファリハ・エネルギー産業鉱物資源相はウィーンで開かれたOPEC総会の開会時に、原油価格が30ドルでも70ドルでもサウジは気に掛けていないと語ったムハンマド・ビン・サルマン副皇太子のコメントの真意を説明した。同副皇太子は4月にブルームバーグとのインタビューで「いかなる価格水準でもわが国にとっては同じだ」と述べていた。

  ファリハ・エネルギー産業鉱物資源相は2日、ムハンマド副皇太子のコメントについて、石油政策全般に言及した発言というよりも、潤沢な外貨準備のおかげで長引く原油安に耐える能力があることなどを含め、サウジがいかに内政を運営しているかという状況を踏まえたものだと述べた。同相は総会後、原油市場は良好な状態にあり、価格は引き続き回復するとの見通しを示した。総会では生産目標を設定しない現行の政策を維持することが決定された。

  同相はウィーンで総会前に記者団に対し「サウジは、原油市場において価格が鍵を握ることを認識している。それが需給を均衡させる」と説明。「原油安が長引けば、供給は需要拡大に十分に対応できないということを認識している」と述べた。

原題:Saudi Arabia Clarifies Position on Oil Market: Price Matters (1)(抜粋)

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