中国人民元:5年ぶり安値付近で推移-当局が元安加速を抑制との観測

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中国人民元は2日、対ドルで5年ぶり安値付近で推移している。中国当局が先安観の加速を封じるため元の下落幅を抑制しようとしているとの観測が広がり、この安値を試しつつ割り込まずに踏みとどまった。

  中国外国為替取引システム(CFETS)によると、人民元は上海時間午後5時28分(日本時間同6時28分)現在、前日比0.03%安の1ドル=6.5827元。前日は荒れた展開で6.5945元まで下げ、1月7日に記録した5年ぶり安値の6.5956元に接近した。

  中国人民銀行(中央銀行)はこの日の元の中心レートを6.5688元に設定した。香港市場のオフショア人民元はほぼ変わらずの6.5877元。

  みずほ銀行の外国為替ストラテジスト、張建泰氏(香港在勤)は、「人民元が6.6元を超える水準まで下落するのを容認するのはやや危険だ。これが相場の期待に影響し始める恐れがある」とし、「人民銀は米利上げの可能性を見極めるため、米雇用統計を待つことを望んでいるのかもしれない」と語った。

原題:Yuan Resisting Five-Year Low Spurs Bets PBOC Controlling Descent(抜粋)

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