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日本株ならサイバダイ売り、キリンとNTT都市買い-ヘッジファンド

  • アジアで取引する複数のヘッジファンドの代表者が発言
  • ヘッジファンド業界の年次会合ソーン・カンファレンスが香港で開催

中国不動産会社の社債買いからロボット技術を応用するサイバーダインの売りまで、アジアで取引するヘッジファンドの大手が1日、香港での業界年次会合ソーン・カンファレンスでお勧め投資銘柄を挙げた。

  今年は、市場が楽観的なムードに酔いしれていた1年前とは全く別の環境下での会合開催となった。特に中国を中心とする成長減速懸念が市場を揺るがす中で、ヘッジファンドからの投資資金引き揚げは世界的な金融危機以来の高水準に達している。会合では1人当たり12分のプレゼンテーションが行われた。以下はそのハイライトの一部だ。
 

オアシスのフィッシャー氏:サイバーダインは売り

  オアシス・マネジメントのセス・フィッシャー氏は日本株に強気だが、好みではない銘柄を挙げた。医療・福祉向けサイボーグ型ロボット「HAL」を開発・販売するサイバーダインで、割高なため株価は下落するという。同氏自身が買いに関心を持つようになるには時価総額が95%減る必要があると述べた。この後、サイバーダインの宇賀伸二最高財務責任者(CFO)はオアシスとは面会をしたこともなく、同社は事業内容が恐らく良く分かっていないのだろうと語った。

Key Speakers At Sohn Conference

セス・フィッシャー氏

Photographer: Justin Chin/Bloomberg

BFAMのフックス氏: 佳兆業集団の社債は「極度に割安」

  中国の不動産開発会社として初めてドル建て社債がデフォルト(債務不履行)に陥った佳兆業集団の債券は「極度に割安」だと、BFAMパートナーズの創設者ベンジャミン・フックス氏は発言。同氏は規制や会計上の問題に触れ、佳兆業は欧米投資家を怖がらせるシンボルになってしまっているとの見方を示した。

ファー・ツリーのスターン氏:キリン株は90%上昇も

  キリンホールディングスは向こう1、2年で株価が90%上昇する可能性があると、ファー・ツリーのディレクター、アーロン・スターン氏が述べた。キリンは今期の黒字回復を見込んでおり、赤字のブラジル部門でリストラを進めている。

ヨーク・キャピタルの山口氏:NTT都市開発は40%値上がりも

  NTT都市開発は株価が少なくとも40%上昇すると、ヨーク・キャピタルの山口昌彦氏が述べた。経営陣に不動産のプロを含めたり、上場廃止、あるいは同業他社への一部売却を通じて非上場の合弁を設立すればそれだけの値上がりが達成可能という。

原題:Beat-Up China Bonds, Other Hedge Fund Picks From Asia’s Sohn (1) (抜粋)


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