タカタ出資にベインやPAGアジア、KKRが関心-検討初期段階

更新日時
  • 出資者探しでラザードがタカタの外部専門家委員会に助言
  • 中国の寧波均勝電子もタカタに注目、実質的接触はしていない-広報

エアバッグの大量リコール問題を抱えスポンサー(出資者)を探しているタカタに対して、米ベインキャピタルやPAGアジア・キャピタル、米KKRが関心を示していることが、事情に詳しい関係者への取材で分かった。検討は初期段階で、正式な申し出につながるかは決まっていない。

  タカタは今年2月に外部専門家委員会を設置し、財務やオペレーション上の問題対処への一環としてスポンサーを求める方針を示している。選定プロセスは「端緒についたばかり」と5月27日に公表していた。別の関係者によると、タカタはリコール問題の責任についてめどを立てると同時に、顧客である自動車メーカーと取引が続けられる環境整備を喫緊の課題としており、スポンサー選定に向けた条件整備を進めているとみられる。

  香港を本拠とするPAGアジアとタカタの広報担当はそれぞれコメントを控えた。ベインキャピタルにコメントを求めたが、これまでのところ返答はない。タカタ株は寄り付きから買われ、一時前日比12%高の479円を付けた。午前の終値は同3.7%高の444円。

  タカタはスポンサーによる資本増強を得て、新たな経営体制での再出発を模索しており、優先課題として安全かつ高品質な製品を十分に安定的に供給できる体制を挙げている。自動車メーカーからは品質管理体制の構築を望む声もあり、2人の関係者は、投資ファンドだけでなく製造業との組み合わせでのスポンサーも選択肢の一つだと語った。

  タカタ製エアバッグのインフレータ(膨張装置)をめぐっては、異常破裂して金属片などが飛び散り、米国やマレーシアで13人の死者が報告されている。根本原因が不明のまま自動車メーカーが予防的に搭載車をリコールし、費用を暫定的に負担するケースが拡大している。リコール台数は少なくとも数千万台規模に上っている。タカタの外部専門家委員会は財務アドバイザーに米ラザードを起用した。

  中国の寧波均勝電子の広報担当、陳陽氏は電子メールで、タカタには注目しているが実質的には接触していないことを明らかにした。これに先立ち米経済誌クレインズ・デトロイト・ビジネスは、中国の寧波均勝電子がタカタ買収に関心があるかもしれないと報じた。寧波均勝電子に最近買収された米キー・セーフティー・システムズのジェーソン・ルオCEOを引用している。キー・セーフティーにコメントを求めたが返答は得られていない。

(最終段落に寧波均勝電子のコメントを追加しました.)
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