米アボット:アリーアの帳簿を精査する権利行使-買収手続き進まず

  • アボットのコメント後にアリーアの株価は一時2.1%安
  • 帳簿と記録を「精査する契約上の権利を行使」とアボットは説明

米医薬品・医療機器メーカー、アボット・ラボラトリーズは1日、2月に買収合意した米アリーアについて、帳簿を精査する権利を行使したことを明らかにした。58億ドル(約6300億円)でのアリーア買収の手続きが完了に全く近づいていないことを示した。診断薬製品を手掛けるアリーアは海外市場での事業慣行について米当局から調査を受けている。

  1日の米株式市場でアリーアの株価は下落し、投資家の間で買収完了への確信が揺らいでいることが示された。アリーアの4月の発表によれば、アボットは買収合意の一環としてアリーアから提供された財務情報の正確性に「深刻な懸念」を抱いていると表明した後、アリーアに買収契約の破棄に同意するよう求め、拒否された。

  アリーアの株価終値は0.4%安。一時は2.1%安を付けた。アボットは0.3%安。

  アボットの広報担当、ダーシー・ロス氏は電子メールで送付した資料で、「アボットはアリーアと交わした契約条件に従っており、アリーアの帳簿と記録を精査する契約上の権利を行使した」と説明。これまでに同社から得られた回答は部分的なものにとどまっているという。

  アリーアは1日、計画通りの買収完了を確信していると電子メールでコメントした。

原題:Abbott Says It’s Auditing Alere Books; Got Partial Response (2)(抜粋)

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