米アップルに朗報、580億円の賠償求める評決の破棄へ前進

  • スマートフラッシュの特許2件は無効と特許商標庁が判断
  • アップルは陪審評決を不服として連邦特別行政高裁に控訴済み

アップルは非公開企業スマートフラッシュの特許2件を無効とする判断を勝ち取った。アップルについては2015年2月の特許訴訟の評決で5億3300万ドル(約580億円)の賠償義務が認定されていたが、支払いを回避できる方向に前進した。

  米特許商標庁は5月26日、スマートフラッシュの特許3件のうち2件を無効と判断。データの保存やデータに対する支払いという概念は固有の発明ではなく抽象概念であるため特許は交付されるべきでなかったと説明した。同庁は3月にスマートフラッシュの3件目の特許についても同様の見解を示していた。

  ただ、今回の判断では訴訟は決着しない。スマートフラッシュは特許商標庁の審判部に再検討を要請することが可能であり、それもうまくいかない場合は、連邦特別行政高裁に不服申し立てを行うことができる。

  特許事案の控訴を扱う連邦特別行政高裁は既に、これらの特許の有効性とアップルの音楽配信サービス「iTunes(アイチューンズ)」がスマートフラッシュの技術を無断使用したかどうかについて検討している。アップルは支払い義務を認めた陪審評決を不服として控訴していた。

  アップルの広報担当レイチェル・ウルフ・タリー氏は同社としてコメントを控えた。スマートフラッシュの弁護士にコメントを求めたが返答は得られていない。

原題:Apple Gets Good News in Bid to Knock Out $533 Million Verdict(抜粋)

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