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ブラジル株:上昇、GDP統計が政治的混乱懸念を緩和-レアルも高い

  • 1-3月GDPの落ち込みはエコノミスト予想より小幅にとどまった
  • 汚職捜査をめぐる上院議長に関する報道が財政策の採決に不透明感

1日のブラジル株式市場で指標のボベスパ指数は上昇。通貨レアルも高い。テメル大統領代行が汚職捜査をめぐる政治的混乱を克服するのは容易ではないとの観測が広がっているものの、1-3月(第1四半期)の同国経済の落ち込みが予想されたほどではなかったことがそれ以上に材料視された。

  ボベスパ指数は前日比1.1%高の49012.65で終了。ブラデスコ銀行が1.8%高。前日は最高経営責任者(CEO)ら幹部の捜査を受けて5%下げていた。レアルは0.3%高の1ドル=3.6015レアル。

  この日発表されたブラジル1-3月の国内総生産(GDP)の落ち込みがエコノミスト予想よりも小幅にとどまったことで、同国経済の回復が始まっている可能性が示唆され、強気派の投資家が勢い付いた。

  ただ一方で、ブラジル紙バロール・エコノミコはカリェイロス上院議長が「洗車作戦」として知られる汚職捜査の妨害を試みたとして検察当局から離職を強いられかねないと報じた。議会が極めて必要されている財政再建策を採決しようとする中で、こうした展開は見通しを曇らせる、と証券会社SLWの為替責任者ジョアン・ パウロ・ジ・グラシア・コレア氏は指摘した。同氏は「テメル大統領代行は2人の閣僚を失ったばかりだ。連日、日替わりで汚職スキャンダルをめぐり政府に関係する人物について報道がある」とした上で、「予想を上回る経済指標がブラジル資産への打撃を緩和している」と指摘した。

  カリェイロス上院議長の広報担当事務所にコメントを求めたがこれまでのところ応答はない。

原題:Brazil Real, Stocks Rise as GDP Report Blunts Political Concern(抜粋)

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