米地区連銀報告:経済「緩慢」なペースで拡大-労働市場タイト化

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米連邦準備制度理事会(FRB)が1日公表 した地区連銀経済報告(ベージュブック)によれば、米経済は4月半ば 以降、大半の地域で緩慢なペースで拡大し、労働市場は引き締まった。 雇用主は引き続き従業員を増やし、賃金もやや上昇しつつあるとしてい る。

ベージュブックでは「雇用は前回の報告以降に緩慢なペースで増加 したものの、労働市場のタイト化が広範に認められた」と指摘。さらに 「賃金は緩慢なペースで伸び、物価圧力は大半の地区でわずかに強まっ た」と記された。

今回のベージュブックは、政策当局者らの経済見通しを変える役割 はほとんど果たさない可能性がある。ベージュブックは経済の活動状況 を説明する上で「緩慢」もしくは「緩やか」という表現を23回にわたり 使用し、経済がゆっくりと勢いを増していることを示した。

「緩慢」もしくは「緩やか」との表現は、全般的な経済成長、消 費、雇用、融資需要、金融サービスの伸びを説明する上で使用された。 製造業は「まちまち」、エネルギー業界は引き続き低調とされた。

12地区のうち、シカゴとカンザスシティーは拡大ペースの減速を報 告。ダラスは「わずか」に拡大したと説明した。ニューヨークは「総じ て横ばい」と報告した。その他の地区は緩慢もしくは緩やかな拡大とさ れた。

このほか複数の地区で労働需要、特に熟練労働者の需要の高まりが 報告された。アトランタ、リッチモンド両地区は、高い技術を必要とし ない職種でも労働者の確保が困難になりつつあると説明した。

ベージュブックでは「賃金は前回の報告以降、緩慢なペースで上昇 し、特に労働者の不足している地域に集中していた」と記された。

(第3段落以降にベージュブックの内容を追加し、更新します)

原題:Economy Grows at ‘Modest’ Pace as Job Market Tightens, Fed Says(抜粋)

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