欧州株:続落、ECB会合を控え景気懸念強まる-鉱業株と銀行株安い

1日の欧州株式相場は続落。欧州中央銀行(ECB)定例政策委員会を翌日に控え、内容にむらのある製造業の経済指標で世界景気をめぐる懸念が強まった。

  指標とされるストックス欧州600指数の業種別19指数の中で、鉱業株の下落率が最も大きかった。中国国家統計局がこの日発表した5月の製造業購買担当者指数(PMI)は同国経済の見通し悪化懸念を払拭(ふっしょく)できず、商品相場が下落したことが響いた。イタリアの銀行を中心に銀行株も売られた。同国の金融機関向け救済基金に追加的な資金拠出を求められる可能性があるとの報道が嫌気された。

  ストックス600指数は前日比1%安の344.12で終了。これは約2週間ぶりの大幅安。この日発表された5月のユーロ圏製造業PMI改定値がさえなかったこともあり、2日のECB政策決定後に行われるドラギ総裁の記者会見が注目されている。

  バークレイズのウェルスマネジメント部門欧州・中東・アフリカ地域投資戦略責任者、ウィリアム・ホッブス氏(ロンドン在勤)は「欧州の景気回復は加速していない。週内に極めて大量の経済指標発表を控えることから、投資家が様子見姿勢でも無理はない。地政学的要因や英国の国民投票への懸念もあり、市場はやや身動きがとれない状況だ。最悪のシナリオが現実となる場合に備え、投資が手控えられている」と語った。

  英国が今月23日に実施する欧州連合(EU)残留・離脱の是非を問う国民投票について、世論調査は接戦を示唆。シーメンスやエアバス・グループ、GKNといった企業幹部らは、EUを離脱した場合は将来の投資と製造業の雇用に悪影響が及ぶと警告している。英FTSE100指数はこの日、0.6%下落した。

原題:Miners, Banks Drag Europe Stocks Lower Amid Global Growth Fears(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE