インド新幹線計画、路上の牛対策で高架化の追加費用10億ドル-関係者

  • インド初の高速鉄道を日本と共同で建設する計画
  • 新幹線建設費用は約1兆7700億円に上る可能性

インドは鉄道輸送網の向上に向けた同国初の新幹線建設のため160億ドル(約1兆7700億円)を投じる可能性がある。これは当初予想よりも10億ドル余り上積みした金額だと、計画内容を直接知る関係者が、計画が非公開であることを理由に匿名を条件に明らかにした。

  用地買収の困難さに加え、時速350キロメートルで走行する列車のすぐ前を人々や動物が歩き回る可能性を考慮すると、路線の高架化は魅力的だと関係者が説明した。2018年中に着工の予定。

  インドは、金融の中心地ムンバイとモディ首相の出身地グジャラート州の経済都市アフマダーバードを結ぶ全長508キロメートルの高速鉄道を日本と共同で建設する計画。インド最大のインフラ事業の1つとなる日本の新幹線の建設費は当初9800億ルピー(約1兆6200億円)と予想されていた。

  同関係者によると、モディ政権は、約780億ルピーの追加建設費をかけて全線を高架化し、23年から営業運転したいと考えている。

  160億ドルの支出は、主要経済圏の中で最も高い水準の成長率をほこる約2兆ドルのインド国内総生産(GDP)の1%近くに相当。日本は当初建設費の81%の資金を金利0.1%の50年ローンで提供する提案をしている。

原題:Cows on Track Said to Cost India’s Bullet Train $1 Billion (3)(抜粋)

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