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人民元:対ドルで下落、5年ぶり安値に近づく-景気・米利上げ懸念で

更新日時
  • 中国が発表した5月の製造業PMIは50.1-非製造業は低下
  • 米中両国は来週、年次の戦略・経済対話を開催する

中国人民元は1日、対ドルで下落し、2011年以来の安値に近づいた。製造業の指標で中国経済をめぐる見通し悪化の懸念を払拭(ふっしょく)できなかったほか、米国が利上げ準備を進めているとの観測が強まったことが背景。

  人民元は上海時間午後5時11分(日本時間同6時11分)現在、前日比0.05%安の1ドル=6.5815元と、1月に付けた5年ぶり安値まであと約0.2%に迫った。一時は0.25%下げたが、当局による支援観測やユーロ高を受け、下落幅を縮めた。

  中国国家統計局がこの日発表した5月の製造業購買担当者指数(PMI)は50.1と、活動の拡大・縮小の分岐点近辺にとどまり、同時に発表された5月の非製造業PMIは前月から低下した。米中両国は来週、年次の戦略・経済対話を開催する。

  東亜銀行の為替アナリスト、ケニックス・ライ(頼春梅)氏は「PMI統計と最近のドル高は共に一段の元安圧力を示唆している」と指摘。「中国人民銀行(中央銀行)も米中戦略・経済対話を控え、元が下落を促す市場の力に従うことを望んでいる可能性がある」と述べた。

On the Brink

原題:Yuan on Verge of Five-Year Low as Fed Concern, Economy Take Toll(抜粋)

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