中国の製造業、5月は3カ月連続で活動拡大-景気安定化を示唆

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  • 製造業PMIは50.1で変わらず、非製造業PMIは53.1に低下
  • 財新製造業PMIは49.2に低下も予想と一致

中国製造業の活動状況を測る政府の指標は、5月も拡大局面が続いたことを示した。拡大・縮小の分岐点を上回ったのは3カ月連続で、中国経済が安定化しつつあることがあらためて裏付けられた。

  中国国家統計局が1日発表した5月の製造業購買担当者指数(PMI)は50.1と、4月の水準から変わらず。ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト予想中央値(50)を上回った。同時に発表された5月の非製造業PMIは53.1。4月は53.5だった。同指数は50を上回ると活動の拡大を表す。

  クレディ・スイス・グループの日本を除くアジア担当チーフエコノミスト、陶冬氏(香港在勤)は「現時点で景気は堅調に推移しているが、上向きの勢いが欠けている」と指摘。「景気は夏場に再び鈍化し、中国人民銀行(中央銀行)にとって、安定した政策を維持し、供給サイドの管理に集中できるかどうかの重要な試金石となるだろう」と述べた。

  製造業PMIのサブ指数のうち、生産と購買量の指数が前月から上昇。企業の規模別では中小企業の指数が上向いた。非製造業PMIについては、投入物価格や業務活動予測の指数が低下し、全体を押し下げた。

  財新伝媒とマークイット・エコノミクスが別途発表した5月の製造業PMIは49.2と、4月の49.4から低下。エコノミスト予想とは一致した。

原題:China Factory Gauge Signals Further Economic Stabilization (2)(抜粋)

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