米連邦捜査局(FBI)は英バークレイズの投資銀行部門の元ディレクターをインサイダー情報を提供した容疑で逮捕した。現金とバスルームの無料改装を見返りに、将来の合併・買収(M&A)に関する情報を配管工の友人に流したとされる。

  マンハッタンの連邦裁判所に提出された訴追請求状によると、配管工はスティーブン・マクラッチー元ディレクター(58)から提供された情報を利用して2014年3月から15年8月までに11件の不法な取引を行った。訴追請求状は5月31日にマンハッタンの連邦地裁に提出された。

McClatchey, left, with his attorney, Steven Kartagener, on May 31.
McClatchey, left, with his attorney, Steven Kartagener, on May 31.
Photographer: Bob Van Voris/Bloomberg

  配管工は5月27日に有罪を認め、マクラッチー元ディレクターに対する捜査で検察当局に協力している。同元ディレクターは地裁出頭後に保釈された。

  米証券取引委員会(SEC)が両者を相手取って5月31日に起こした民事訴訟によると、この配管工の名前はゲーリー・ピュージー(47)被告。マクラッチー元ディレクターからの情報を使い、クエストコア・ファーマシューティカルズペットスマートエミュレックスオムニケアなどの株式の取引で7万6000ドル(約840万円)の利益を得たという。

  ピュージー被告の弁護士リチャード・グアイ氏、マクラッチー元ディレクターの代理人スティーブン・カールタジュナー氏は訴追請求状に関するコメントを求めた電話メッセージに返答していない。

  バークレイズは当局の捜査に協力したとコメントした。

原題:Barclays Director Accused of Trading Tips for New Bathroom (3)(抜粋)

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