NY原油(31日):下落、月間では過去5年で最長の4カ月連続高

31日のニューヨーク原油先物市場ではウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物が下落。カナダで山火事により操業停止していた業者が生産を再開し始めたことが影響した。月間ベースでは4カ月連続で上昇し、5年ぶりの長期上昇局面。ナイジェリアやカナダを含む各国で生じた生産障害が材料視された。6月2日には石油輸出国機構(OPEC)総会が開かれる。

  ストラテジック・エナジー・アンド・エコノミック・リサーチ(マサチューセッツ州ウィンチェスター)のマイケル・リンチ社長は、「カナダの生産はすぐに回復する」と予想する。「世界の在庫が記録的水準に近い現状で、50ドルを上回って上昇を続けるには何が必要だろうか。これまでの上昇は主に生産障害が原因であり、少なくともその一部では改善がみられる」と述べた。

  ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物7月限は前営業日比23セント(0.47%)安い1バレル=49.10ドルで終了。一時は今年で2度目の50ドル台に乗せる場面もあった。5月全体では6.9%の値上がり。30日はメモリアルデーの祝日で、WTI先物の清算は行われなかった。ロンドンICEのブレント7月限はこの日、7セント下げて49.69ドル。

原題:Crude Oil Caps Longest Run of Monthly Advances in Five Years(抜粋)