欧州債:ドイツ国債が上昇、ECB会合への期待で切り返す

31日の欧州債市場ではドイツ国債が上昇。今週の欧州中央銀行(ECB)政策決定が待たれる中で、序盤の下げから切り返した。消費者物価の下落でECB当局者は米金融当局との政策乖離(かいり)の正当性を主張するとの期待が市場で広がっている。

  ドイツ10年債は米国債とともに午前中は下げていたが、欧州株や米国株が下落するにつれ安全資産の需要が高まり、持ち直した。

  RIAキャピタル・マーケッツのストラテジスト、ニック・スタメンコビッチ氏(エディンバラ在勤)は債券市場について、「米国株が寄り付き後軟調だったことが、若干の下支え要因となったと考えられる」と指摘。「今週の注目は6月2日のECB政策会合に集まる。それから当然、3日の米雇用統計だ」と述べた。

  ロンドン時間午後5時現在、ドイツ10年債利回りは3ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の0.14%。一時は25日以来の高水準となる0.19%まで上昇する場面もあった。2026年2月償還債(表面利率0.5%)の価格は0.275上昇の103.48。前日は18日以降で最大の3bp上昇だった。

原題:German Bonds Reverse Drop as Investors Eye ECB Rates Decision(抜粋)

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