ヘッジファンドの1年前のお勧め日本株、パフォーマンスはいかに

  • お勧めだったスズキや京セラは下落
  • いちごアセットやインダス・キャピタルのお勧めは上昇

1年で様変わりとはよく言ったものだ。昨年6月3日にヘッジファンド業界の年次会合、ソーン・カンファレンスのため香港に集まったアジアの大手ファンドは、日本のデフレを終わらせるための安倍晋三首相と日本銀行の政策に熱い期待を寄せていた。

  しかしその後に世界経済の減速や米利上げをめぐる懸念、商品相場下落などが市場を動揺させたほか、安倍首相の日本経済再生計画も失速、米ブラックロックなど世界の投資家は日本についての強気を翻した。ヘッジファンド業界は今年、運用成績と資金流出という点で2009年以来最悪の滑り出しを見せた。

  昨年の会合でお勧めとされた日本株のその後1年のパフォーマンスを見てみよう。

スズキの看板(横浜市)

Photographer: Akio Kon/Bloomberg

アジア・リサーチ・アンド・キャピタル・マネジメントのアルプ・アーシル氏
  北海道電力と関西電力、九州電力
  20%余り下落

バリアズニ ー・アセット・マネジメントのアビナシュ・エーブラハム氏(今年退社)
  スズキ
  約34%下落
  
ハチソン・ヒル・キャピタルのアーロン・ニーマン氏
  日本テレビホールディングスやフジ・メディア・ホールディングス、テレビ朝日ホールディングス、東京放送ホールディングスなどのメディア株
  4-20%下落      
 
いちごアセットマネジメントのロブ・クローフォード氏
  ネットワークソリューションのITホールディングス
  約10%上昇
  紳士服の青山商事
  17%下落  

インダス・キャピタル・パートナーズのイーサン・デバイン氏
  コカ・コーラウエスト
  38%上昇 

オアシス・マネジメントのセス・フィッシャー氏
  京セラ
  18%下落

原題:Here’s How Hedge Funds’ Top Picks at 2015 Sohn Gathering Fared(抜粋)