独「VW」ブランド、1-3月は86%減益-排ガス不正が打撃

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  • VWブランド営業利益率は0.3%と、中期目標の6%を大きく下回る
  • 12ブランドから成るグループ全体での営業利益は増加-3.4%減収

ドイツの自動車メーカー、フォルクスワーゲン(VW)の1-3月(第1四半期)決算では、同社の最大ブランドである「VW」の利益が86%減となった。昨年発覚したディーゼル車の排ガス不正から立ち直る難しさが浮き彫りとなっている。

  31日の発表資料によると、VWブランドの営業利益は7300万ユーロ(約90億円)と、前年同期の5億1400万ユーロから急減。VWブランドの営業利益率は0.3%と、中期目標の6%を大きく下回った。

  コメルツ銀行のフランクフルト在勤アナリスト、サシャ・ゴメル氏は「VWブランドの業績は利益があまりにも低過ぎることを再び示した」と指摘した。他のブランドでは「シュコダ」の営業利益が30%増の3億1500万ユーロとなった。

  同日のフランクフルト株式市場で、VWの株価は一時4.7%安と、5週間ぶりの大きな下げを記録した。

グループ全体

  12ブランドから成るVWのグループ全体での営業利益は34億4000万ユーロと、前年同期の33億3000万ユーロから増加。これにはディーゼル車不正をめぐる引当金での為替関連の調整を含む特別項目のプラス効果(3億900万ユーロ)が含まれる。売上高は3.4%減の510億ユーロとなった。

  VWは通期の業績見通しを据え置いた。売上高は最大5%減少、特別項目を除く営業利益率は5-6%をそれぞれ見込んでいる。

原題:Volkswagen Emissions Cheating Hits Profit at Biggest Brand (1)(抜粋)