ドラギECB総裁、原油ミニブームではインフレ目標達成に至らず

欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁がインフレ目標を達成するためには原油価格のミニブームだけでは十分でなかろう。サービス価格が上昇する必要があるが、これはまだ遠い先のように思われる。

  食料品やエネルギーなど変動の激しい項目を除くコアインフレ率こそが、ヘッドラインインフレが収れんする水準を示す指標だとECBは考えており、それは物価安定の目安として2%を若干下回るコアインフレ率を目標とすべきであることを意味する。しかしコアインフレ率は2%弱どころか過去3年間で1%を超えたことすらめったにない。2014年終盤までは燃料価格の上昇がこれを補ってきたが、その時代は終わった。

  ウニクレディトのエコノミスト、マルコ・バリ氏は「エネルギー価格のヘッドラインインフレへの寄与が構造的に見て低い世界では、他の全ての条件が同じだと仮定すれば、コアインフレ率をもっと押し上げる必要があり、金融政策スタンスはさらに緩和的でなければならない」と主張した。

原題:Draghi Needs a Services-Price Boom That Is Nowhere in Sight(抜粋)

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