中国の建設会社の信用度は悪化している-格付け会社が相次ぎ警告

  • フィッチは今年、不動産セクターで9件のネガティブな格付け行動
  • 建設用の土地購入拡大が一部業者の信用度低下を招いた-S&P

中国の不動産市場には回復の兆しが見えるものの、同国の不動産開発業者の財務健全性は悪化していると複数の格付け会社が警告している。

  フィッチ・レーティングスは31日、中国不動産開発業者の業績の乖離(かいり)を受け同業界で格下げや格付け見通しの引き下げが増えていると指摘した。S&Pグローバル・レーティングは30日のリポートで、建設用の土地購入の積極的拡大が一部建設業者の信用度低下につながったと分析。米格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスも30日、中国の住宅販売の伸び率が2017年5月までの1年間に「1桁台」に減速する可能性が高いとの見方をあらためて示した。

  中国の不動産販売は16年1-4月期に前年同期比で61%増加した。政府の金利引き下げや住宅購入規制の緩和で不動産市場が刺激され、中小都市での売れ残り物件のだぶつき解消につながった。そうした状況をよそに、今年1月から5月15日までにフィッチによる中国不動産会社36社の格付け行動でネガティブな動きは9件に上った。ポジティブな行動は3件にとどまった。

原題:Chinese Builders’ Credit Profiles Worsening, Ratings Firms Warn(抜粋)

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