「5月に売れ」はドル買いにぴったり-5月のドル高、7年連続に

「5月に売って逃げろ」という格言は、米ドル以外の資産を売って米ドルを買う場合にぴったりだったことが分かった。

  イエレン連邦準備制度理事会(FRB)議長ら米準備制度当局者が6月14、15両日開催の連邦公開市場委員会(FOMC)で追加利上げを決める可能性を相次いで示唆する中で、ブルームバーグのドル指数は今月、上昇する方向だ。そうなれば、5月は7年連続での米ドル高となる。円とオーストラリア・ドルは先進国通貨の中で最も米ドルに対し売られている。日本銀行やオーストラリア準備銀行(中央銀行)が来月の政策決定会合で追加緩和に動く機会があるためだ。

  みずほ銀行のシンガポール在勤エコノミスト、ビシュヌ・バラサン氏は「米利上げ観測で米ドルが持ち直しつつある事例をまさに体現している」と語った。

  日本時間31日午前9時26分現在、米ドルは0.3%安の1米ドル=110円83銭。前日には111円45銭と、1カ月ぶりの高値を付けた。月初来では4.1%上昇している。米ドルは今月、対ユーロでは2.7%高の1ユーロ=1.1151米ドル、対豪ドルでは5.7%高の1豪ドル=0.7196米ドル。ブルームバーグ・ドル・スポット指数は3.5%上昇と、5月としては2012年以来最良のパフォーマンスを記録している。

原題:Sell in May Should Be Buy Dollars Rising Seventh Time in 7 Years(抜粋)