UAE経済相も原油価格の60ドル到達見込む-米需要拡大の見通しで

  • マンスーリ経済相は今夏中に60ドル以上に上昇すると予想
  • 「需要はなお非常に力強い」とスタンダードCのエコノミスト

需給がより均衡の取れた状態に近づく中で、原油価格が年内に1バレル=60ドルの水準に到達すると複数のエコノミストが予想しているが、アラブ首長国連邦(UAE)のマンスーリ経済相もこうした見方を支持している。

  マンスーリ経済相は30日のアブダビでの会議で、「今夏中に原油相場が60ドル以上に達することはあり得る」と語った。スタンダードチャータードのグローバル・チーフエコノミスト、マリオ・マラセフティス氏はブルームバーグのテレビ取材に対し、原油相場が年末時点で60ドルを上回ると予測。SEB銀行は北海ブレント原油が年内に60ドルを付けるとの見通しを先週示した。

マンスーリ経済相(5月30日)

Photographer: Alex Atack/Bloomberg

  原油先物相場は年初来で32%上昇し、先週には50ドルを突破した。米原油在庫が減少し、供給過剰が和らいだことが背景にある。 インドなど新興国の旺盛な需要を受けて、国際エネルギー機関(IEA)は今月に入り今年前半の石油過剰供給見通しを下方修正した。ブレント原油が60ドルを上回れば昨年7月以来となる。

  マラセフティス氏は「われわれは原油に対して常に非常に強気だった。供給の減少を予想してきたが、需要はなお極めて力強い。原油価格は上昇が続くだろう」と述べた。

原題:Oil at $60 Gains More Backers on Forecast for Higher U.S. Demand(抜粋)