チューリッヒの前CEO、ゼン氏が自殺-昨年12月の経営再編で辞任

スイス最大の保険会社チューリッヒ・インシュアランス・グループの最高経営責任者(CEO)を昨年12月まで務め、経営再編に伴い辞任したマルティン・ゼン氏が自殺した。59歳だった。

  チューリッヒによれば、ゼン氏が27日に自殺したと家族から連絡があった。同社は「突然の死の知らせに深い衝撃を受けている」とのコメントを発表。スイス・米商業会議所のマーティン・ナビルCEOも「非常に大きな損失だ」と語った。

  地元紙ブリックはゼン氏について、スイスのスキーリゾート、クロスタースの別荘で亡くなっているのが発見されたと報道。地元の警察は死亡を確認していないが、ゼン氏の関連で27日に警官が派遣されたことを明らかにした。

  チューリッヒの損害保険部門への支払い請求が予想を上回り、英RSAインシュアランス・グループの買収断念に追い込まれる事態を受けて、ゼン氏は昨年12月に失敗を認めて辞任した。

  チューリッヒをめぐっては、2013年に当時のピエール・ウォティエ最高財務責任者(CFO)が自殺し、遺書で言及されたヨゼフ・アッカーマン氏(ドイツ銀行の元CEO)がその直後に会長を辞任した経緯がある。

原題:Martin Senn, Former CEO of Zurich Insurance, Commits Suicide (2)(抜粋)

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