【個別銘柄】ミネベア続伸、地銀株高い、あすか薬急落、ダスキン安い

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31日の日本株市場で、株価変動材料のあった銘柄の終値は以下の通り。

  ミネベア(6479):前日比3.3%高の889円。三菱UFJモルガン・スタンレー証券は投資判断「オーバーウエート」を継続、新たな目標株価を1030円とした。米大手スマートフォンメーカーの現行製品の想定以上の販売不振などの懸念材料はおおむね株価に織り込まれたと判断。第2四半期以降は、米大手スマホメーカーの新製品向けLEDバックライトの生産開始やボールベアリングの好調持続などで利益モメンタムは急回復すると予想した。

  地銀株:群馬銀行(8334)が3.5%高の444円、ほくほくフィナンシャルグループ(8377)が3.8%高の136円。SMBC日興証券は両銘柄の投資判断を「中立」から「アウトパフォーム」に引き上げた。MSCIスタンダード指数からの除外に伴って地銀株の中でも大きく下落したものの、現在の株価はファンダメンタルズとかい離し、割安感があると判断した。

  パナソニック(6752):3.6%高の1031.5円。テレビ用液晶パネルから完全撤退すると、31日付の日本経済新聞朝刊が報じた。激しい価格競争が続き、採算を確保できないと判断したという。9月末をめどに姫路工場での生産を終了し、従業員数百人を自動車用の蓄電池工場などに配置転換する方針としている。

  小野薬品工業(4528):2.1%高の4924円。JPモルガン証券は投資判断を「中立」から「オーバーウエート」に引き上げ、目標株価を4520円から6400円に変更した。非小細胞肺がんの適応追加後、想定以上に国内のオプジーボの市場浸透が早く、さらなる追加適応も年内承認の見込みと分析。来年4月の消費増税延期見通しで増税による薬価改定リスクが大きく低下、従来25%の薬価改定を想定していたオプジーボについて改定はないとの見方に変更したとしている。

  あすか製薬(4514):18%安の1624円で、東証1部値下がり率1位。同社の小林秀樹経営企画部長はブルームバーグの電話取材に対し、30日開催の厚生労働省医薬品第二部会で肝性脳症向けリファキシミンの通過がならず、継続審議になったと述べた。同社では発売は今年度中と計画し、早ければ今回の部会を受けて8月、遅ければ年内を見込んでいた。

  エイチ・アイ・エス(9603):3.2%高の3025円。岩井コスモ証券は投資判断を「中立プラス」から「アウトパフォーム」に変更した。熊本地震のマイナスの影響が薄れるとともに、低迷していた韓国や中国向け海外旅行取扱額が足元で回復していると指摘。地震の影響がなくなる見通しの2017年10月期は、欧州向け旅行の回復やホテル事業拡大なども加わり増収増益へ復帰する可能性が高いと予想した。目標株価は3700円を継続。

  ファナック(6954):1.5%高の1万6980円。野村証券は投資判断を「ウエート下げ」から「中立」に上げた。中国・アジアのFA事業の受注は最悪期を越え、営業利益は4-6月期を底に緩やかに回復すると予想。同証による17年3月期営業利益予想は1450億円で、会社計画1173億円は非常に保守的、業績面でのネガティブサプライズのリスクが低いとした。目標株価は1万5600円を継続。

  三井化学(4183):3.5%高の417円。野村証券は30日夕に開催されたアナリストミーティングで、同社社長が17年3月期営業利益予想や19年3月期までの目標に関し、達成は可能と考えているとコメントしたと指摘。景気減速で需要が伸び悩んでも、営業キャッシュフローが年間500億円を下回らないという自信がつきつつあるなどと述べたとしている。

  三菱総合研究所(3636):8.9%安の3335円。三菱商事など保有する普通株142万1400株の売り出しを発表。オーバーアロットメントによる売り出しは20万株。株式の分布状況の改善や流動性の向上を目的とした。株式需給の悪化が懸念された。

  かんぽ生命保険(7181):2.6%高の2491円。市場金利の低下で運用が難しくなっているため、8月から保険料を引き上げると31日付の日本経済新聞朝刊が伝えた。終身・養老保険など貯蓄性の高い商品は若者や中年層で最大1割強という。

  萩原電気(7467):6.3%高の1869円。発行済み株式の2.17%にあたる18万株(金額3億6000万円)を上限に自己株を取得すると発表した。取得期間は5月31日から9月30日まで。

  ハンズマン(7636):7.2%高の5650円。6月末の株主を対象に1株を2株に株式分割すると発表。流動性向上や投資家層拡大が期待された。

  ダスキン(4665):2.9%安の1907円。三菱UFJモルガン・スタンレー証券は目標株価を1700円から1600円に引き下げた。主力のミスタードーナツ業態などフード事業の厳しい状況が続くことから、17年3月期営業利益予想を従来の52億円から会社計画と同じ44億円へ減額修正。投資判断は「アンダーウエート」を継続した。

  巴工業(6309):2.4%高の1524円。15年11月-16年4月(上期)営業利益速報値は9億1800万円と、従来計画から29%上振れた。前期比ベースでは1.7%減まで減益率が縮小する。化学工業製品販売事業での収益性の良い事業分野の増収効果と販売管理費の減少が貢献した。

  ニチアス(5393):2.8%高の873円。みずほ証券は目標株価を850円から1000円へ引き上げた。17年3月期営業利益は会社計画比5億円上振れの160億円と連続の過去最高益を予想。増配と自己株取得の継続的な実施を期待できるとし、目標株価の算出根拠をEV/EBITDA7倍程度に変更した。投資判断は「買い」を継続。

  キッツ(6498):5.2%高の506円。発行済み株式総数の2.24%にあたる240万株(金額12億円)を上限に自己株を取得すると発表。取得期間は6月3日から12月22日。

  ディー・ディー・エス(3782):80円(26%)高の388円とストップ高。開発、販売する多要素認証ソリューション「EVE MA」に関し、Gcomホールディングス(本社:福岡市)の地方自治体向け住民情報システム「Acrocity」の認証オプションに採用されたと発表。

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