原油市場の悲観論者、売りポジション減らす-需給均衡の兆しで

  • 投機家の原油売りポジション、昨年6月以来の低水準:CFTC
  • WTIは26日、約7カ月ぶりに1バレル=50ドルを突破

原油市場では悲観論者が降参し始めている。

  需給が均衡しつつある兆しが示される中、ウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)原油価格は26日、一時1バレル=50ドルを突破した。投機家による原油価格下落を見込む売りポジションは11カ月ぶりの低水準に減少した。

  米国の原油生産が減少する一方、カナダとナイジェリアで供給に予想外の支障が出たため、ニューヨーク市場の原油価格は今月に入って7.4%上昇。2月以降では、ほぼ90%値上がりしている。米商品先物取引委員会(CFTC)のデータによれば、資産運用会社による売りポジションは昨年6月以来の低水準となった。

  IAFアドバイザーズとサイプレス・エナジー・キャピタル・マネジメント(ヒューストン)の調査ディレクター、カイル・クーパー氏は「2月以降、売り持ちになっている投資家にとって価格上昇はかなり痛手になっている。少数の頑強な抵抗者は常にいるものだが、そうでない投資家は市場から退出したいだろう。ファンダメンタルズ(需給関係)の改善が示唆されている」と指摘した。

原題:Oil Pessimists Exit Market as Supplies Seen Closer to Balance(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE