ミッキーマウスがほほ笑む-中国の消費の堅調さ、景気減速下で際立つ

中国の景気減速は観光業の盛り上がりに水を差してはいない。

  6月16日の正式開業を控えた上海ディズニーランドでは、オープン前に開放されたエリアに約100万人が訪れた。中国政府は観光関連の支出が2020年までに3倍に膨らむとの試算を示している。観光業界の昨年の投資は42%増だったという。

  上海に本社を置くチャイナ・マーケット・リサーチのマネジングディレクター、ショーン・ライン氏は「中国の消費者はますます支出を増やしている」と指摘。米ウォルト・ディズニーは上海ディズニーから3時間圏内に住む推計3億3000万人の需要を恐らく過小評価しているとし、「上海ディズニーが十分に大きくて良い場所である限り、子どもや孫を持つ中国人は皆行くだろう」と述べた。

  旅行関連は、勢いに陰りの見られる中国経済の明るい部分だ。昨年はサービス業が初めて国内総生産(GDP)の半分余りを占め、製造業の伸び鈍化を補った。中国当局は向こう5年間で1200万人を貧困から脱却させる計画の一環として、観光業の振興を図っている。観光業界の雇用者数は既に約2800万人を数える。

  中国交通運輸省のデータによると、旅客機国内線の利用者数は昨年8億2900万人と、4年前に比べて45%増加。国際線の利用者数は8600万人で、4年前に比べ74%急増した。
 
原題:Mickey Mouse Helps China’s Consumer Buck Economic Doom and Gloom(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE