ECB、予測下方修正なしでほっと一息か-追加緩和は依然必要の公算

欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁は6月2日の政策決定後に最新のスタッフ経済予測を公表する。インフレ率予想は過去3四半期連続で下方修正されてきたが、今回は横ばいもしくは上方修正が見込まれるとブルームバーグの調査に答えたエコノミストらはみている。

  ソシエテ・ジェネラルのロンドン在勤エコノミスト、アナトリ・アネンコフ氏は「ユーロ圏の中銀の経済調査部門は今回の予測について、そろって安堵の吐息をもらしていることだろう。インフレ予想を上方修正できる希少な機会だからだ」と話した。

  ブルームバーグの調査では、2016年と18年のインフレ率予想が下方修正されるとの見方は9%にとどまった。17年については11%だった。

  ただ、追加措置なしにインフレ率が中銀の目指す2%弱の水準に戻ることにはエコノミストは懐疑的だ。将来の追加緩和を予想する回答は67%と4月時点の61%から増えた。追加措置を予想するエコノミストの半分強が9月8日の会合での発表を予想している。

  追加措置の内容としては84%が債券購入の期間延長を予想。42%が追加利下げを見込み、月々の購入増額の予想は16%だった。

原題:Draghi’s First Good News in a Year Comes With $267 Billion Cost(抜粋)

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