香港H株:3週間ぶり高値、工業銘柄高い-割安なバリュエーションで

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  • 本土市場の上海総合指数は0.1%の上げ
  • 株式私募発行計画を発表した中国中車は香港、上海両市場で上昇

30日の香港株式市場では、中国本土株で構成するハンセン中国企業株(H株)指数が約3週間ぶりの高値に上昇。工業と自動車銘柄を中心に値上がりした。本土株と比べて割安なバリュエーション(株価評価)が買い手を呼び込んだ。

  H株指数は前週末比0.3%高の8624.76で終了。一時は0.8%安まで下落していた。ハンセン指数も0.3%高。中国本土の上海総合指数は約0.1%の上げ。前週まで週間ベースで6週連続安と、2012年以来の長期の下げ局面となっていた。CSI300指数も前週末比0.1%高で引けた。

  上海、深圳の両証券取引所は27日、上場企業の自主的な株式売買停止を制限する新たな規則を打ち出した。MSCI指数に中国本土の人民元建て株式A株が採用される可能性を高めることが狙い。

  君康人寿保険の呉侃ファンドマネジャー(上海在勤)は「H株のバリュエーションは本土のA株と比べてかなり割安で、それが一部の機関投資家の買いを誘っている」と分析。「株式の売買停止をめぐる新規則は権利の乱用を抑えることで、中長期的には好材料になる」との見方を示した。

  鉄道車両メーカーの中国中車(1766 HK・601766 CH)は香港市場で1.7%高、上海市場では4.4%高となった。同社は債務返済などに向け最大18億ドル(約2000億円)規模の株式私募発行計画を発表した。自動車メーカーの東風汽車集団(489 HK)は香港市場で4.5%高と、4営業日続伸。

原題:China Stocks in Hong Kong Rise to Three-Week High on Industrials(抜粋)