香港のブローカー、取引所手数料の高さを批判-利益損ねると主張

香港取引所が株取引に課す手数料が他のアジア太平洋地域の競合取引所よりも割高のため、手数料規定が時代遅れで混乱を招いているというだけではなく、ブローカーの利益を損ねているとの主張が広がっている。

  香港取引所による株式売買決済手数料は取引額の0.002%で、一見すると少額だが、2香港ドル(約29円)を下回ることはない仕組みだ。平均の取引額が縮小しており、最低基準がブローカーにとって大きな逆風となっている。

  クレディ・スイスのアジア太平洋先進執行サービス責任者ハニ・シャラビ氏は「ここ10年で市場は大きく進歩した。今こそこの規定を変更すべきときだ」と述べ、「香港取引所での取引は年ごとに割高になっている」と指摘した。

  10万香港ドル(約143万円)未満の株取引には最低基準の手数料が課せられる。クレディ・スイスは、平均で取引額の約0.0076%に相当する取引コストになると試算。同行のデータによれば、東京証券取引所の3倍、オーストラリア最大の株式市場であるASXの倍の水準だ。割高な手数料を受け、高頻度取引(HFT)を手掛ける企業の多くが香港を避けている。

  香港取引所の決済責任者カルビン・タイ氏は「今のところ手数料を変更する計画はない。予定している多くの取り組みがあり、これがコスト構造に影響する可能性がある」と語った。

原題:Hong Kong Stock Brokers Cry Foul at Fees Crimping Their Profits(抜粋)

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