6月利上げを排除するな-休暇遅らせた債券トレーダーが議長発言で

  • 金利先物市場が示唆する6月の利上げ確率高まる
  • 米2年債利回りは週間ベースで3週連続上昇

イエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長の発言を聞くために週末3連休の予定開始を遅らせた米国債のトレーダーは、議長から明確なメッセージを受け取った。今年半ばに利上げが実施される公算は大きい、との感触を得た。

  イエレン議長は27日にハーバード大学でのイベントで、米金融当局が「恐らく今後数カ月のうちに」利上げすることになろうと述べた。発言後、米2年物国債の利回りは上昇し、週間ベースで3週連続の上昇となった。他の米金融当局者からも、6月14、15日の連邦公開市場委員会(FOMC)が「ライブ」の会合になることを示唆する発言が聞かれる。

  金利先物市場で織り込まれる6月の利上げ確率は30%に上昇。4月末時点は12%だった。7月の利上げ確率は50%を上回った。こうしたセンチメントの変化は、年内2回の利上げという米金融当局の想定にトレーダーがより信認を置きつつある可能性を示す。
 
  BMOキャピタル・マーケッツの債券ストラテジスト、アーロン・コーリ氏(ニューヨーク在勤)は「6月は間違いなく、依然『ライブ』だ」と指摘。「イエレン議長は他のFOMCメンバーと歩調を合わせつつあり、向こう数カ月で行動する用意がある」と述べた。

  米国は30日がメモリアルデーの祝日で休場。27日の債券市場は短縮取引だった。

原題:Bond Traders Say Don’t Count Out June Hike After Yellen Remarks(抜粋)

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