アジア・太平洋株式サマリー:中国株が下落-香港、インド株は上げる

アジア・オセアニア各株式市場の動きは以下の通り。

【中国・香港株式市況】

  27日の中国株式相場は下落。中国の景気減速に伴い、企業利益の伸び回復が勢いを失いつつあるとの懸念が広がった。上海総合指数は週間ベースで6週続落と、2012年7月以来最長の値下がり局面となった。

  上海総合指数は前日比0.1%安の2821.05で終了。週間では0.2%下落した。CSI300指数は前日比0.1%安で引けた。週間では工業株や医薬品株、生活必需品銘柄の下げが目立った。中国南方航空(600029 CH)と中国国際航空(601111 CH)は共に週間ベースで5%を超える下落率。燃料価格の上昇や人民元安が嫌気された。この日発表された4月の中国の工業利益は前年同月比4.2%増と、3月に比べて伸びが鈍化した。

  君康人寿保険の呉侃ファンドマネジャー(上海在勤)は、「相場はゆっくりと底を探る展開となっており、投資家の忍耐を試している」と指摘。「売買が低調な中で株価は2800近辺の小幅なレンジ内での値動きとなっている。投資家は米利上げ時期などの問題が明瞭になるのを慎重に見守る構えだ」と述べた。

  香港市場ではハンセン中国企業株(H株)指数が前日比0.8%高で終了。週間の上昇率は3.5%となった。ハンセン指数は前日比0.9%高で引けた。

(上海総合指数のグラフ:SHCOMP <Index> GP YTD)
(ハンセン指数のグラフ: HSI <INDEX> GPO)

【インド株式市況】

  27日のインド株式市場では指標のS&P・BSEセンセックスが4営業日続伸。世界株高の中、国内主要企業の好決算で投資家のセンチメントが改善した。週間ベースでは今年3月以来の大きな上げを記録した。

  インドステイト銀行は約3カ月ぶりの大幅上昇。アルンダティ・バタチャルヤ会長が不良債権のほとんどを洗い出したと明らかにしたことを受け、最悪期が過ぎたとの楽観が高まった。国有製油会社のバーラト石油は上場来高値を更新。第4四半期利益が予想を上回ったことが好感された。時価総額でインド最大のエンジニアリング会社、ラーセン・アンド・トゥブロは構成銘柄の中で週間ベースで最大の上げを演じた。今年の増収見通しが買い材料視されている。

  センセックスは前日比1.1%高の26653.60で取引を終了。前週末比では5.3%上昇した。ブルームバーグがまとめたデータによれば、指数構成銘柄で1-3月期決算を発表済みの企業24社中13社(54%)の利益が市場予想と同じかそれを上回った。昨年10-12月期は53%だった。雨期の降雨量が平年を上回るとの予報が同国株に対する楽観を高めた。

(S&P・BSEセンセックスの動向: SENSEX <Index> GPO D)

【オーストラリア株式市況】

  S&P/ASX200指数は前日比0.3%高の5405.91。

(S&P/ASX200指数のグラフ: AS51 <INDEX> GP)

【韓国株式市況】

  韓国総合株価指数は前日比0.6%高の1969.17。

(韓国総合株価指数の日中価格グラフ: KOSPI <INDEX> GIP)

【台湾株式市況】

  加権指数は前日比0.8%高の8463.61。

(台湾加権指数のグラフ: TWSE <INDEX> GP D)

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