トレーダー3連休、イエレン氏を聞いてから-ゴルフや保養地より優先

メモリアルデー(戦没者追悼の日)の3連休を控えた金曜日のウォール街は、通常は死んだように静まり返る。債券市場は早じまいとなり、誰もが街から消えて株式市場の動きも鈍るのが普通だが、今年は例年とは違いそうだ。

  ニューヨーク時間27日午後1時15分(日本時間28日午前2時15分)、すなわち3連休に入る米債券市場の明かりが消える45分前というタイミングで、米連邦準備制度理事会(FRB)のイエレン議長が、米マサチューセッツ州ハーバード大学で発言する。米金利の今後の行方を予想しようとする投資家にとって、決定的に重要な瞬間になる可能性がある。

  ハーバード大のグレゴリー・マンキュー教授(経済学)との対談に臨むイエレン議長は、6月の連邦公開市場委員会(FOMC)が「インプレー」(生きた)会合であることを示唆するためにこの機会を利用する可能性があり、ウォール街のトレーダーにとって、それは保養に出発する計画をためらう十分な理由となる。

  シートポート・グローバル・ホールディングスのガバメントトレーディング・投資銀行戦略担当マネジングディレクター、トム・ディ・ガロマ氏は「ティーオフ(ゴルフの第1打)の時間を遅らせることもあるだろう。人々が居残ることになるのは間違いない」と語った。ハンプトンズ(ロングアイランド)の海辺の町に早めに出発できないことや、ゴルフが1回できないことよりも、はるかに大きな利害にかかわると考えられるためだ。

  マンハッタンとハンプトンズなどの目的地を結ぶチャーター航空便を運航するブレードのロブ・ウィーゼンタール最高経営責任者(CEO)は、午後5時から8時までは「予約が目いっぱい埋まっている」とした上で、「午前中か発言が終わってから出発する人が多いのではないか」と話している。

原題:Wall Street’s BBQ Weekend Put on Hold as Yellen Takes Stage (2)(抜粋)

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