米国株:ほぼ変わらず、データが強弱混在-前日まで続伸後失速

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26日の米国株はほぼ変わらず。S&P500種株価指数は4週ぶり高値圏で推移した。経済データは強弱が混在した内容となっており、米国が利上げに耐えられるかどうかを見極めるのは難しくなっている。

  ダウ工業株30種平均は前日までの2日間で360ドル近く上昇し、S&P500種株価指数は2%超上げたが、この日は騰勢が続かなかった。

  S&P500種株価指数は前日比0.1%未満下げて2090.10。ダウ工業株30種平均は23.22ドル(0.1%)下げて17828.29ドル。ナスダック総合指数は0.1%上昇した。

  フェデレーテッド・インベスターズの株式市場チーフストラテジスト、フィル・オーランド氏は「第1四半期の企業利益はひどい内容だった。来月の連邦公開市場委員会(FOMC)会合の1週間後に英国で欧州連合(EU)残留をめぐる国民投票がある。強材料と弱材料のどちらにもなり得る多くの材料が目前に迫っている」と続けた。

  この日発表された4月の米中古住宅販売成約指数は、2010年10月以来の大幅な伸び率となった。また新規失業保険申請件数は前週から減少した。

  先物トレーダーが織り込む6月の利上げ確率は28%。先週初はわずか4%だった。7月の利上げを織り込む確率は51%と、前日の約54%から低下した。

  パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)理事は26日、米国の景気が改善を続けた場合は政策金利の引き上げを支持すると、他の金融政策当局者と同様の見解を示した。またセントルイス連銀のブラード総裁は、中国の経済成長が期待に届かないリスクは今後も消えないとした上で、そうした懸念を理由に米金融当局が自国にとって最善の金融政策を追求しないのは間違っているとの認識を示した。

  S&P500種産業別10指数のうち金融や素材が下落した。一方、公益事業、通信は上昇した。CBOEボラティリティ指数は3.4%低下して13.43と、5週ぶり低水準をつけた。

  ダラー・ツリーとダラー・ゼネラルはいずれも上昇、決算内容が好感された。衣料品メーカーのPVHコープは4.3%高。通期利益と売上高見通しを上方修正したことが手掛かりとなった。

  一方、宝飾品小売りのシグネット・ジュエラーズは下落。既存店の四半期売上高が予想を下回ったほか、売り上げ見通しを引き下げたのが嫌気された。

原題:U.S. Stocks Fluctuate Amid Mixed Data Following Two-Day Surge(抜粋)