欧州株:ほぼ変わらず、1カ月ぶり高値維持-自動車株高い、銀行株下落

26日の欧州株式相場は前日からほぼ変わらず。指標のストックス欧州600指数は前日まで2日間として2月以降で最大の上昇幅を記録、1カ月ぶり高値を付けていた。この日は自動車関連銘柄と鉱業株が上げた一方、銀行株が下げた。

  アルセロール・ミタルは6.9%高と急伸し、鉱業株を押し上げた。欧州連合(EU)の欧州委員会が輸入鉄鋼製品に関するダンピング(不当廉売)調査の対象国を拡大するとの観測が追い風となった。

  業種別指数の中では、自動車・自動車部品の上昇率が首位。フランスのプジョーシトロエングループ(PSA)とルノーの上げが目立った。一方、スペインの銀行、ポプラール・エスパニョール銀行は26%安と急落。約25億ユーロ相当の新株発行計画が嫌気された。

  ストックス欧州600指数は前日比0.1%高の348.91で終了。0.3%の日中安値から切り返した。前日までの2営業日では3.5%上げていた。米経済が利上げに耐え得るほど十分力強いとの楽観が高まったことが背景にある。

  CMCマーケッツの市場アナリスト、マイケル・ヒューソン氏(ロンドン在勤)は「今週値上がりした後で、見込まれていた動きだ」と述べ、「過去2営業日の上げを維持できるかどうかが本当の試金石になる。欧州株全体の方向性について投資家らは確信できないでいる。現時点で起爆剤はどこにも見当たらない」と語った。

  ストックス600指数は世界の成長鈍化や米国の利上げ、企業決算などに対する懸念で売り込まれた2月の安値から一時16%回復した。上昇の勢いは緩んだものの、4月20日に付けた3カ月ぶり高値まで0.5%に迫っている。

原題:European Stocks Little Changed at 1-Month High; Carmakers Climb(抜粋)

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