クレディSの「ならず者トレーダー」債、計画下回る規模-リスク回避

クレディ・スイス・グループは、いわゆる「ならず者トレーダー」によるリスクなどを移転するための債券を2億2000万スイス・フラン(約240億円)起債した。リスクの大きさを測ることが難しいとの見方から、一部投資家は購入を手控えた。

  事情に詳しい関係者3人がマーケティング開始時に述べたところによれば、クレディ・スイスは当初6億3000万フラン相当の起債を目指していた。案件について知る関係者は、今月に募集期間が延長されたと述べていた。

  保険に連動した証券に特化した運用会社プレナム・インベストメンツのマネーマネジャー、ディルク・シュメルツァー氏は「興味深いアイデアだ」として投資を検討したと述べた。「リスク評価やモデル化が難しいので、このような証券に投資する理由を顧客に説明するのが難しかっただろう」と付け加えた。

  クレディ・スイスはコメントを控えた。

  5年物のこの証券は、保険会社が洪水や地震など自然災害へのエクスポージャーを制限するのに使うCAT債(大災害債券)と同じような仕組みで、未承認取引やコンピューターシステムの障害、不正、法順守の失敗などのリスクを移転するものだと関係者が先に説明していた。

原題:Credit Suisse’s ‘Rogue Trader’ Bond Falls Short on Risk (1)(抜粋)