英首相、EU残留支持を再び訴え-日本・EU経済協定が英経済に恩恵

  • 日本の優先事項は「大規模な通商連合との交渉」-キャメロン首相
  • 日英独仏伊の首脳はEPA交渉加速を宣言、年内締結目指す

英国のキャメロン首相は日本と欧州連合(EU)の経済連携協定(EPA)締結交渉の加速を材料に、来月の国民投票ではEU残留を支持するべきだとの持論を繰り返した。

  キャメロン首相は主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)で、日本とのEPAが成立すれば英国経済には年50億ポンド(約8060億円)の効果があるだろうと述べ、EU残留の恩恵を示していると主張した。同首相は日本やドイツ、イタリア、フランス、EUの各首脳と共に、今年末までの締結を目指すとの声明を発表した。

  安倍首相が締結交渉の加速を宣言した後で、キャメロン首相は「日本とEUのEPAは、改革されたEUに残留する方が英国はより力強く、安全で経済的に繁栄できるであろう理由をいま一度明示している」と指摘。「日本が優先しているのは大規模な通商連合との交渉で、欧州の個別国とではない。これは諸外国の首脳から何度となく聞かされている話だ」と語った。

  

原題:Cameron Uses Japan Free Trade Progress to Push EU Remain Vote(抜粋)