ほぼ無名のグループ企業が標的-アリババに対する米SEC調査

  • アリババは配送を手掛ける菜鳥を連結対象にしていない
  • SECの調査は菜鳥関連の会計処理などが対象

中国のアリババ・グループ・ホールディング傘下で配送事業を手掛けるほぼ無名の企業が、米証券取引委員会(SEC)の調査対象となっている。

  アリババはこの企業、菜鳥網絡科技に47%出資しているが連結対象にしておらず、SECがその理由を調べている。菜鳥はアリババが農村部や海外に事業を拡大する上で中心的な役割を担っている。中国の大都市近郊に大規模な物流拠点を設けており、例えば北京近くの拠点はサッカー場37個分の広さがある。

  アリババは菜鳥に持ち分法を適用しており、菜鳥の損益を自社への帰属分のみ反映。傘下で娯楽事業を手掛けるアリババ・ピクチャーズ・グループなどにも同じ会計処理をしている。

  北京大学光華管理学院のポール・ギリス教授(会計学)は、SECの調査はアリババに透明性向上を求め、関係会社の全損益を合算させることが目的のようだとし、「通常と異なる種類の調査が行われているわけではない」との見方を示した。

原題:The Little Known Alibaba Affiliate That Prompted an SEC Probe(抜粋)

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