欧米や中東から大きな関心-秒読み段階のカザフ史上最大の民営化

  • 原油安が財政に打撃-政府は国有企業売却の準備進める
  • 政府系ファンド、サムルク・カズィナの幹部がインタビューに答えた

カザフスタンは同国史上最大となる民営化の秒読み段階にある。

  政府系ファンド(SWF)、サムルク・カズィナで資産最適化担当マネジングディレクターを務めるベーリク・ベイセンガリエフ氏は25日、首都アスタナでインタビューに答え、当局は民営化で60億ドル(約6600億円)強から73億ドルを得ることを目標としている述べた。カズムナイガス・ナショナルやカズアトムプロム、カザフスタン鉄道(KTZ)を含めた7件の国有資産売却は、新規株式公開(IPO)を通じて実施されるという。

  同氏は「米国や欧州、中東、東南アジアの投資家側から非常に大きな関心が寄せられている」と説明。「依然として準備段階にある」ものの、民営化計画は注目を集めていると話した。

  旧ソ連を構成する共和国としては2位のエネルギー産出国であるカザフスタンは、原油価格急落で財政が悪化。2007-09年の金融危機で苦境に陥った銀行や企業を救済したサムルク・カズィナは、国内総生産(GDP)の約半分を占める資産を得ている。

  ベイセンガリエフ氏は、173の小規模資産も売却対象となり、これは電子入札を通じ今年から応札が可能になると説明。「国家スケール」の44社も売却リストにあるという。IPOを除く大型資産売却は2017年から18年末まで実施され、IPOは18年より前に始まることなく20年まで続く可能性があると述べた。50億テンゲ(約17億円)を超える資産についてはコンサルタントが起用され、その大半は今年末までに起用が決まるという。

原題:Kazakhstan Tees Up Asset Selloff to Raise More Than $6 Billion(抜粋)

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